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マイクロソフト 6月の月例セキュリティパッチ更新 [セキュリティ]

6月15日(水)にマイクロソフトの 6月の月例セキュリティパッチがリリースされました。(米国時間 6月14日)

今回の月例セキュリティパッチは16件です。
「緊急」レベル9件、「重要」レベル7件、「警告」レベル0件です。

■概要
今回はパッチが16件あります。

・MS11-037 : MHTML の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2544893)
・MS11-038 : OLE オートメーションの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2476490)
・MS11-040 : Threat Management Gateway ファイアウォール クライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2520426)
・MS11-041 : Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2525694)
・MS11-042 : 分散ファイル システムの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2535512)
・MS11-043 : SMB クライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2536276)
・MS11-044 : .NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2538814)
・MS11-045 : Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2537146)
・MS11-046 : Microsoft Ancillary Function ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (2503665)
・MS11-047 : Hyper-V の脆弱性により、サービス拒否が起こる (2525835)
・MS11-048 : SMB サーバーの脆弱性により、サービス拒否が起こる (2536275)
・MS11-049 : Microsoft XML エディターの脆弱性により、情報漏えいが起こる (2543893)
・MS11-050 : Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2530548)
・MS11-051 : Active Directory 証明書サービスの Web 登録の脆弱性により、特権が昇格される (2518295)
・MS11-052 : Vector Markup Language の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2544521)

■この脆弱性の影響を受ける OS または Application
・Windows XP
・Windows Server 2003
・Windows Vista
・Windows Server 2008
・Windows 7
・Windows Server 2008 R2

・Microsoft Forefront Threat Management Gateway 2010 クライアント

・Microsoft Excel 2002
・Microsoft Excel 2003
・Microsoft Excel 2007
・Microsoft Excel 2010
・Microsoft Office 2004 for Mac
・Microsoft Office 2008 for Mac
・Microsoft Office for Mac 2011
・Open XML File Format Converter for Mac
・Microsoft Excel Viewer
・Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック

・Microsoft Office InfoPath 2007
・Microsoft Office InfoPath 2010
・SQL Server 2005
・SQL Server 2005 Express Edition
・SQL Server Management Studio Express 2005
・SQL Server 2008
・SQL Server 2008 R2
・Microsoft Visual Studio 2005
・Microsoft Visual Studio 2008
・Microsoft Visual Studio 2010

・Internet Explorer 6
・Internet Explorer 7
・Internet Explorer 8
・Internet Explorer 9

以下のサイトに詳細情報が書いてあります。(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/default.mspx

■Windows Update サイト
http://windowsupdate.microsoft.com/

■ワンポイント セキュリティ情報(動画)



今月の月例セキュリティパッチの件数はかなり多いですね。また、影響する製品が幅広いですね。
緊急レベルのパッチも含まれるため早期適用をお勧めいたします。(サーバーサイドに関しても)

Hyper-V に関するセキュリティパッチがリリースされています。Hyper-V サーバーがホストしているゲストマシンで細工されたパケットを VMBus に送信した際にサービス拒否が起こる可能性がある脆弱性です。Hyper-V を導入しているサーバーでは予期せぬサービス停止を防ぐために適用することをお勧めいたします。

■既知の問題
・MS11-039
http://support.microsoft.com/kb/2514842

・MS11-044
プログラムの追加と削除の表示等、いくつかの問題を確認

http://support.microsoft.com/kb/2538814

・MS11-045
Excel 2002 用の更新適用後、Office XP 起動時にソフトウェアライセンス条項が表示される場合がある

http://support.microsoft.com/kb/2537146

・MS11-049
該当のソフトウェアがインストールされていない環境にもインストール可能等、いくつかの問題を確認

http://support.microsoft.com/kb/2543893

・MS11-051
カスタマイズした Web 登録 ASP ページを使用している場合に発生する可能性のある問題

http://support.microsoft.com/kb/2518295

■悪意のあるソフトウェアの削除ツール
新たに今月追加された駆除対象のウイルスとワーム

・Rorpian
・Yimfoca
・Nuqel

http://www.microsoft.com/japan/security/malwareremove/default.mspx
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